「ルールに則った根の治療」について

「ルールに則った根の治療」とは具体的には以下の通りです。

歯内療法に関する様々な文献を検討している

一般開業医の先生と比較して深い知識を持っています。

無菌的処置を確実にしている

使用する器具器材、治療する歯に対しての無菌的処置を現時点で可能な限り確実に行っています。

様々な治療器具の使用法を研鑽しています

最新の器具器材の研鑽はしていますが、十分比較検討され、安全性の確認をした上で実際の治療に使用します。

一般的な治療に比較して様々なオプションをもっています

抜歯をする前にできる限りのことを提案し、治療を行うことができます。

治療時間を十分取っています

1回の治療時間を60~90分かけ通常1~3回の通院で治療を終了致します。

歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を使用している

肉眼と比べて2~20倍に拡大して根管の見逃しを防ぎます。
残念ながらマイクロスコープの使用が専門医レベルの診療を担保しているとは限りません。

歯内療法専門医について

歯内療法専門医とは歯内療法(含根管治療 )を専門に行なう歯科医師です。 根管治療とは歯内療法の一部で一般的な歯科医院では「根の治療」「神経の治療」と説明されている治療法です。

米国では、歯科は医科と同じように一般歯科からさまざまな専門歯科が分岐しそれぞれの分野で専門医が存在しています。 彼らは専門医になるための特別なプログラムを大学院にて2年以上かけ卒業し、その後は専門医として他領域の治療は行わず、自分の専門分野でのみ、治療や研究、教育を行います。

日本では、専門医制度は存在していますが有効的に機能しておらず、特に歯内療法専門医は存在しません。 米国では専門医制度が有効に機能しており、歯内療法のみを行う歯科医師は歯内療法専門医と呼ばれ、難しい症例などは一般医と連携して診療を行っております。

当NPO法人では、米国歯内療法専門医教育に準じた研修を受けた歯科医師がルールに則った歯内療法のみを行うということを歯内療法専門医の定義としております。