東北歯内療法学会にて高見澤哲矢先生(宮城県仙台市)による一般講演を行います。テーマは「ガッタパーチャ除去を再考する」となります。

日時:平成30年9月9日(日)

会場:奥羽大学第2講義棟

<抄録>

日本政府統計の窓口(e-Stat)の公表値によると、歯内療法における保険診療請求回数は抜髄処置のような初回治療より感染根管処置のような再根管治療の方が多い。つまり、我々の日常臨床において再根管治療を行う機会は多々あると思われる。歯内療法の目的が根尖性歯周炎の予防と治療であり、根尖性歯周炎の治療には感染した細菌の除去が不可欠であることに疑いの余地はない。再根管治療時のガッタパーチャをはじめとする旧根管充填材の除去は、根管内の細菌感染除去を行う上で重要なステップの一つである。

近年、歯科用実体顕微鏡(マイクロスコープ)の普及と共に、歯内療法分野においてもマイクロスコープの活用が広がってきている。マイクロスコープは光源と同軸の明視野下で拡大した像を見ることが可能なので、再根管治療でのガッタパーチャ除去においてもその有効性は間違いないと思われるしかしながら、その除去テクニックは明視野拡大下で残存材料が視認できたとしても容易とはいえない。

本テーブルクリニックでは、様々な器具の使用法を論文的考察を交えながら検討し、症例を供覧しながら再根管治療におけるガッタパーチャ除去の具体的なテクニックなどについて報告する。