根管治療(根の治療)を開始したけれども、なかなか痛み、歯茎の腫れ、噛むと痛いなどの症状や違和感が取れない患者さんは多くいらっしゃると思います。

 このような症状や違和感の原因の多くは根尖性歯周炎という炎症で、根尖性歯周炎の原因は細菌感染によるものです。すでに当ホームページをご覧の方は細菌感染を取り除くことの困難さはご理解いただいていると思いますが、問題解決を希望され当ホームページで紹介されているようなルールに則った根の治療を実際に受診されたい場合、あるいは専門医を受診したい場合、どのような方法があるのかご紹介致します。

現在受診中の歯科医院を通じて専門医を紹介してもらう。

 すでに通院されて治療しているのにもかかわらず症状が変わらなような場合、問題解決というご希望を叶えるために、根管治療を専門医で受診したい旨を伝えてみては如何でしょうか?本当に患者さんのためを思っている先生であれば快く紹介してくれるはずです。

 「かかりつけ医に言いにくい」「先生の気に触ることになるのが不安」というご意見は予想以上にいただきますが、現代歯科医学についての理解がある歯科医師であれば歯内療法専門医という存在がどのようなものか十分に知っているはずですから気にする必要はありません。

 逆に言えば、紹介することに理解がある歯科医師は自身の診療に自信があり、患者さんの健康を第一に考えてくれるかかりつけ医にふさわしい歯科医師である、という判断材料の一つですから紹介をスムースに進めてくれるかかりつけ医では安心して今後をお任せしていただけると思います。

 また、歯内療法専門医は歯内療法に特化した医院ですから、歯内療法(根管治療)のみ行います。歯内療法分野の治療が終わり次第、紹介元の医院で補綴(かぶせもの)など続きの治療を安心して受診することができます。

 チーム医療に深い理解があるかかりつけの歯科医院では歯内療法(根管治療)にかかわらず、他分野の専門医に紹介する際の現在の症状や過去の治療歴、全身状態や現在の健康状態など報告すべき内容を把握している場合がほとんどですからスムーズに専門医に通院できる流れになるでしょう。

ですから、理想を言えば紹介元の歯科医院を通じて根管治療専門医を受診する方が望ましいと思います。また、そのような歯科医院をかかりつけ医にすることはあなたの財産になります。

②歯内療法専門医に問い合わせてみる

 もしあなたがお近くの歯内療法専門医をご存知の場合、歯内療法専門医に電話やメールで問い合わせてみてはいかがでしょうか?歯内療法専門医が在籍している医院では歯内療法専門の医院もありますし、チーム医療としてトータルの治療を行なっている医院もあります。

 もし、かかりつけ医がいないのであれば、歯内療法専門の医院ではあなたのお住いの地域のかかりつけ医を紹介する場合もありますし、もしお住いの地域に連携した経験がない場合には、比較的近い地域のかかりつけ医に紹介するようなこともあります。

 歯内療法専門医によっては、紹介元の歯科医院(かかりつけ医)が存在しない場合、治療予約をおこなっていない医院もありますのでご確認ください。
 

当ECJホームページを参考に。

 当「NPO法人ECJ」のサイトの中に「ペンエンド認定医検索」と書かれてあるところから、各都道府県に居る専門医の氏名、医院住所、電話番号、が表示されていますのでお問い合わせも可能です。

常勤でいる医院では比較予約が取りやすいかもしれませんが主治医(かかりつけ医)からの紹介でないと受け付けない医院もありますので確認してください。

連携している医院では専門医が出張して診療しておりますので期日が限定されやすく、出張日に合わせた通院が必要となります。しかしながら、一つの歯科医院でトータルの治療を受けることができるというメリットも大きいと思います。

 

上記のような方法がありますので、あなたに合った方法でかかり方を選んでください。
執筆者:小野里太郎PESCJ8期)