今回はPESCJ5期認定医の根井俊輔先生を紹介させていただきます。

 

   1986 鹿児島大学歯学部卒業

   1989 宮崎県宮崎市にて開業

   2014 ペンエンドプログラムインジャパン終了

   2015 ペンエンドスタディクラブインジャパン認定取得

聞き手:ECJ事務局

・よろしくお願いします。早速ですが、根井先生の開業地はどちらでしょうか?

宮崎市中心街から車で10分ほどの大島町にて開業しています。

・大島町の特産やご当地グルメなどはなにかありますか?

大島町のソウルフード 「にくてん」ですね。お好み焼きみたいな小麦粉ベースの生地にそのお店独自のソースを付けたキャベツをまいて焼いて食べるものです。「にくてん」と名はついていますが、なぜか肉は入っていません(笑)

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・肉が入ってないんですか!それはビックリですね。キャベツを外から巻くのも珍しいですね。機会があったら是非食べたいところです。ところで、診療体系(診療時間)はどのようになっていますか?

初診の患者さんは、電話にて予約を承っております。我慢のできない痛みを除いては、最初は問診、検査、治療計画の説明を行った後、再度予約を取っていただいてからの治療となっております。予約受付・診療時間は、月・火・木・金は午前9時より午後1時までと午後2時半から午後6時半まで。水・土は午前9時より午後1時までとなっています。お昼休み時間も予約は受け付けます。

・根管治療のみの治療は受けられますか?

もちろん根管治療のみ治療もOKです。

・他の歯科医院からの根管治療の紹介は多いですか?

月に1例ほどでしょうか?再治療にて治らないケースが多いですね

・PESCJを知る事になったきっかけと、受講する経緯はどのようなものだったのでしょうか?

PESCJを知る事になったきっかけは、2012年に開催されたペンエンドグローバルシンポジウムインジャパンです。当時私は、あるメーカーの根管治療インストラクターをしておりましたが、シンポジウムに集まった世界に名だたる先生方の講演を目の当たりにし、大変な衝撃を受けた事を覚えております。その帰り際に、同じく参加された先生から、日本でもペンエンドプログラムを受講できる事を教えてもらいました。早速申し込みを行いましたが、大変厳しいプログラムである事は後から知り、ちょっと物怖じした事を昨日の事のように覚えております。

・大変厳しいプログラム、ということでしたが、受ける前はどのような噂があったのでしょうか?また、受けた後はどのようなことが根井先生が厳しかったでしょうか?

文献を読んで、それを理解して発表することですね。今まで文献など読んだことがありませんでしたから、不安でいっぱいでした。加えて、とにかく妥協を許さない集団であると脅されました。実際受けてみると、その通りでした(笑)何が厳しかったかといえば、とにかく時間が足りないので、タイムスケジュールを管理する能力も試されたように思われます。しかしながら、そのことが、その後の診療や仕事の時間管理に大いに役立ちました。

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・PESCJを終了して認定医となった今、診療にどのような違いが生まれましたでしょうか?

目の前の患者さんを治すと言う事に変わりはありませんが、PESCJの認定医としてふさわしい治療をしているかといつも自問自答している自分がいます。責任の重さを毎日の診療に感じています。

・そういえば、最近お孫さんがお生まれになったそうで、おめでとうございます!先生のように学びを継続し臨床を高め続けるために心がけていることは何かございますか?

ありがとうございます。親バカならぬ爺バカになっています。(笑)。私は今年で56歳になりますが、どの職業であれ、現役で仕事をする以上、研鑽を積む事は当たり前のこととだと思っています。特にこのグループに参加し、メンターである石井宏先生、牛窪敏博先生、尾上正治先生に学ぶ事の大切さ、楽しさを教えていただきました。メンターの先生方に比べると知識、技術もまだまだと感じる事が多く、また同じ仲間である若い先生方が頑張っている姿を見るにつけ、私もまだまだと言う気持ちになりますね。一生勉強ですね。

・歯内療法を行うにあたって特に意識して取り組んでいる点は何ですか?

やはり無菌的処置ですね。歯内療法の目的は、根尖性歯周炎の予防と治療ですが、根尖性歯周炎を起こす原因は細菌ですから、特に最初に根管を扱うのが自分であるならば、絶対に感染させないという強い意志を持って取り組んでいます。もう一点は、科学的根拠に基づいた診査、診断ですね。痛いからすぐに神経を取るのではなく、この痛みの病態を科学的根拠に基づいて、診査、診断し、患者さんにとって利益のある医療行為を行うよう努力しております。

・印象に残っている症例を教えてください。

口腔外科に所属しておりましたので、歯根端切除術を数多く手がけましたが、とても予知性の高い治療とは言えませんでした。その経験から、開業後歯根端切除術は一切行ってきませんでした。しかしながら、PESCJのプログラムの中で、マイクロスコープと超音波チップ、最新の逆根管充塡材を用いた歯根端切除術の成功率の高さを学習いたしました。実際通常の根管治療で治癒しない歯に対し、適切に歯根端切除を行うと治癒した症例を多数例経験いたしました。やはり、科学的根拠に基づいて治療を行う事の重要性を痛感した症例でした。

・受診される患者さんにお願いしたい事はありますか?

歯を残して、自分の歯で噛める事は大変幸せな事です。我々も患者さんの歯をできれば抜歯する事なく、残したいと思っています。あなたの大事な歯をできるだけ残すために、全力を尽くしますので、あなたもできるだけ治療に協力していただきたいと思っています。具体的には、①治療内容を十分吟味し、納得した上で治療を受けていただきたい事。②予約時間を守っていただきたい事。以上の2点をお願いいたします。

・それでは先生の症例をひとつご紹介ください。

患者さんは10代の女性です。「歯肉が腫れた」ということで来院されました。

治療前

初日はひどく腫れていましたので腫れた部位から膿を出して急性症状を抑えるだけの処置でした。根管治療に着手したのは2回目の来院時でしっかりと根管の中の拡大形成と洗浄が行えましたので3回目の来院時で根管充填を行いました。

根充直後

3ヶ月も経つと根の先の炎症像もなくなり順調な経過をたどっており、患者さんからも感謝していただいています。

治療後

・最後に読んでいる方に何か一言お願いします。

このホームページを開いていると言う事は、何らか根管治療に悩みを持っていると推測されます。PESCJ認定の先生方は、同じコンセプトをもった、科学的根拠に基づいた治療を行っている先生方です。根管治療でお悩みの際は、お近くのPESCJ認定医の先生に是非ご相談ください。

・本日はお忙しいところありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。