2014年9月6、7日において、大阪歯科大学附属病院および創立100周年記念館にて開催された第14回日本歯内療法学会西日本支部会研修会に参加してきました。

この西日本支部会におきましては、日本歯内療法学会を立ち上げた大谷先生のお弟子さんたちが発足させ、現在は大阪歯科大学、大阪大学が中心となって開催されております。
2014年7月12、13日に開催された第35回日本歯内療法学会は全国区ということもあり大盛況でしたが、今回は西日本支部会ということもあり規模こそ小さいものの1日目のテーブルクリニック、2日目の一般講演、特別講演ともに大変貴重な体験となりました。

1日目のテーブルクリニックでは福西先生、稲本先生、牛窪先生、木ノ本先生らが歯内療法ベーシックセミナーとして歯内療法の基本を丁寧に解説していただきました。その中でもペンエンドスタディークラブインジャパンのメンターである牛窪先生のテーブルクリニックは定員20名のところ、30名以上とダントツの人気となり大盛況でありました。

2日目は一般講演と特別講演が行われました。一般講演では若手の臨床家の先生方がケースプレゼンテーションを短時間の中、わかりやすく解説していただきました。その中でもペンエンドスタディークラブインジャパンの4期生である林先生(侵襲性歯頸部吸収の診断と治療)、伊藤先生(意図的再植〜アンキローシスを起こさないようにするために〜)がそれぞれ論文をベースとしたすばらしい発表をされました。みなさん興味がかなりあるようで質問もありましたが林先生、伊藤先生ともに論文をもとに根拠のある解答をしておられたのを見てもっとわたしも勉強しないとという気持ちになりました。

特別講演Ⅰでは佐藤クリニック院長、久留米大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 客員教授 佐藤先生による耳鼻咽喉科・頭頸部外科からみた歯内療法に伴う上顎洞合併症についてお話いただきました。佐藤先生は歯科に関してもかなり造詣が深く、歯科と耳鼻咽喉科との連携の重要性を強調されておられました。そして、歯性上顎洞炎は、内視鏡下鼻・副鼻腔手術を行なうことで治癒するという主旨の話をされておりました。現在、上顎洞根治手術や抜歯をして上顎洞を洗浄するようなことはしないとのこと。しっかりとした耳鼻咽喉科医と連携を取って対処してほしいとお話しされました。

特別講演Ⅱでは慶応大学医学部 歯科・口腔外科教室 専任講師 和嶋先生による歯痛の見直し−非歯原性歯痛の理解−についてお話いただきました。近年、歯は問題ないにも関わらず神経を取られたり、抜歯されたりとトラブルも急増しているとのことで、歯以外の疼痛に関しての診査・診断が重要であると指摘されていました。この特別講演は歯内療法専門医として非常に重要になってくる部分であり診断として迷いの出るところではあるので私も日々の臨床でさらにしっかりとした診査・診断が必要であると再認識させられる講演でありました。

 

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執筆者 東本 琢磨PESCJ5期)