今回は前回に続き女性認定医の紹介です。PESCJ2期 認定医&専門医の近加名代先生を紹介させていただきます。近先生はPESCJを終了されてすぐの2011年9月に歯内療法専門医院をご開院され、2014~2015年にかけて米国ペンシルバニア大学歯内療法学科のインターナショナルレジデンシープログラムを受講、修了されました。

 

略歴:2000年 日本大学歯学松戸部卒業

   2011年 ペンエンドスタディクラブインジャパン修了

   2011年 カナルデンタルオフィス開院 

   2012年 ペンエンドスタディクラブインジャパン認定医

   2015年 米国ペンシルバニア大学歯内療法学科インターナショナル

         レジデンシープログラム修了

   2017年 ペンエンドスタディクラブインジャパン専門医

聞き手:ECJ事務局

<医院情報>

カナルデンタルオフィス

北海道 札幌市 中央区 北4条 西4丁目1ニュー札幌ビル8F

TEL:011-207-8866

平日 10:00~13:30, 14:30~19:00
土 / 隔週 10:00~13:00

 

 

 

・近先生のクリニックは札幌ですが、なぜ開業の地としてそこを選んだのですか?また、札幌といえばグルメを楽しむ、というイメージがすぐ浮かびますが、どういう街ですか?

北海道札幌市は私が生まれ育った土地です。なので、この場所での開院を決めました。札幌と言っても広いのですが、私のクリニックの場所は札幌駅の北海道庁旧本庁舎(通称赤レンガ)の側にあるビルの8Fで駅から徒歩5分以内なのでアクセスは非常に良い立地です。PESCJの仲間の先生もよく医院見学に来てくださり、やはり皆さん北海道グルメを楽しんで帰られます(笑)。北海道は本当に美味しい魚介を安く堪能できて皆喜んでいます。

・やはり!かくいう私も、近先生のクリニックに見学&グルメを楽しみに伺ったことがありましたね(笑)、その節はありがとうございました。話を戻しますが、近先生のクリニックを受診したい時はどのように予約を取ればよいか、教えていただけますか?

電話やホームページの予約フォームから初診の申し込みが可能です。また、かかりつけの先生からのご紹介という形で来院される方も多くいらっしゃいます。

 

 

 

 

 

 

・先生の医院で歯内療法の治療のみをお願いすることも可能ですか?

歯内療法専門医院ですので、歯内療法の治療のみ行なっております。被せ物の治療やその他の治療はおこなっていませんので提携先の歯科医院をご紹介することも可能です。

・では次に、先生ご自身についてフォーカスを当てていきたいと思います。これまでの歯科医としてのキャリア、道のりなどを簡単に教えてください。

大学卒業後すぐに東京の小児歯科専門医院に勤務し、その後札幌に戻り審美歯科の勉強をしました。

・小児歯科と審美歯科とは、今のご専門とはだいぶ違いますね!!歯内療法を専門的に勉強しようと思ったきっかけは何でしょう? 

いくら審美的にきれいな歯にしても根管治療がうまくいかなければやり直しになってしまうという現実を繰り返し、この問題を解決したくなったのです。

 

 

 

 

 

 

・ペンエンドを受ける前と後で変わったことはありますか?

ペンエンドでは今までの歯科医師人生で読んだことがないくらい大量の英文論文を読みました。そこから得られた知識からこれまでの治療の失敗の原因が何だったのか、等がとてもクリアになったと同時に、歯科医師としてのやりがいを感じるこようになりました。

 ・専門医を目指そうと思ったのはいつからか、またどうしてですか?

保険診療内では、理想的な治療、治療の成功率を上げるために必要なことを行うことはコスト面でどうしても不可能だということがわかりました。そうなると自ずと保険医療機関登録は行わない専門医としての道しかありませんでした。

・近先生は、ペンエンド受講後、本場ペンシルバニア大学歯内療法学科のインターナショナルレジデンシープログラムも受講されていらっしゃいますね!具体的にはこのプログラムはどういった内容なのですか?なぜ受講されようと思われたのですか?

すでに勤務あるいは開業している歯科医師対象のプログラムで、大学院生と共に講義を受けたり、講師の先生とディスカッションをしたり、実習なども行いました。歯内療法のトップレベルの教育を体験できる貴重な経験でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・レジデンシープログラムを受講してみて、一番の学びだったことはなんでしょうか?

二年間でいろいろなことを学びましたが、「今ある情報、テクニックは日々変化している」ということを強く感じました。昨日の常識は今日の常識ではなくなっている事さえある。今ある最新の情報が本当に正しいものであるか、常にアップデートしそれを自分なりに検証して日々の臨床に生かして行く事がとても重要なことだと学びました。

・患者さんに対して心がけていること、治療に対してのこだわりはありますか?

常に患者さんに喜んでもらえるような治療を心がけています。

・お仕事でやりがいを感じる時はどういうときでしょう?

患者さんの痛みの症状が取れたり、根の病気が治り喜んでもらえた時は本当に嬉しいですね。 

・逆に難しいと感じる時はありますか?

眼精疲労で1日に多くの患者さまを見られないことでしょうか。。。顕微鏡をずっとのぞいて細かい仕事を行なっていますので。

 

 

 

 

 

 

・印象に残っている患者さんの治療はありますか?

夜行バスに乗り、遠方からお越しいただいた患者様で合計12本治療させていただいたこと。信頼してもらっているんだなあと感じ、嬉しかったです。

・印象に残っている症例はありますか?

患者さんは40代の女性。新しくセラミッククラウンを入れてまだ数年しか経っていないため、紹介医、患者さん共にセラミッククラウンを外さない治療を希望されました。歯根端切除術のみをおこなった症例です。

 

 

 

 

 

 

 

 

治療前:右上2には大きな透過像があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

治療後1年経過時:大きな透過像は消退しており、骨性治癒が見られます。

・今後の展望をお聞かせください

多くの一般歯科の先生と連携し患者さまのニーズに応えたいです。まだまだ歯内療法専門医の認知度は低いので、一般歯科の先生方にも歯内療法専門医の仕事を知ってもらいたいです。

・ありがとうございました。

ありがとうございました。