この記事は前回からの続きです。

 

初日にはとてつもない大きな会場でY.TerauchiによるSeparated Instruments Retrievalを聞くことが出来ました。会場は満席で溢れ、快調に話す日本人の講演者を目にして唖然としました。ファイル除去にオリーブオイルを使用する内容にも驚きましたが、とにかく会場のスケールの大きさに完全に度肝を抜かれてしまいました。

続いては、S.Chen,B.KarabucakによるCBCT &Microsurgery:What Every Clinician Should Knowを聞きました。S.ChenはCBCTの構造や原理を分かり易いスライドで発表されていました。さらにMicrosurgeryを行う上で術前検査の有益性を再確認しました。B.Karabucakの症例を交えながらのディスカッションでは簡単な症例と思われがちな前歯においても再治療に関してはパーフォレーションの精査など失敗の原因探求のツールとして非常に重要であり、CBCTの臨床的な位置付けは変革の潮流を感じました。

続いては、J.Camilari,A.NassehによるAre We Ready for Single cone Obturation?を聞きました。この演題では2人の演者の真っ向勝負になってしまいヒートアップしたディスカッションは両者一歩も引かずに終わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学会終了後の夜にはアメリカの各大学の同窓パーティーが学会会場近くでそれぞれ開催され、我々もペンシルバニア大学歯内療法科のパーティーに参加させていただきました。

我々の師事するキム先生を始め、クラッチマン先生、カラブチャック先生も参加されており、会場は熱気がムンムンで各教授の名前のカクテルが提供されました。私は貝に入ったThe”Kim”を片手にほろ酔いながら雰囲気だけでも充分楽しめました。

その後に石井先生を囲んでラウンジで楽しいひと時を過ごしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、学会会場から飛び出してペンシルバニア大学歯内療法科の主催のピクニックにも参加させて頂きメープルシロップの産地にマイクロバスで出向き、現地ではトラクター牽引される荷台に仲良く乗り込み散策。メープルシロップかけ放題の楽しいランチはキム先生をとり囲む形で交流をさせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総括

AAE19(米国歯内療法学会)に参加させて頂いて歯内療法分野でこれだけ大規模で多くの演題で学会が行われていることに非常に驚きました。それとともに、日本とアメリカの歯内療法の立ち位置の差を感じずにはいられませんでした。

演者の先生方のプレゼンテーションにおいてはジェスチャーが非常に印象的でありました。勿論、内容や構成スライドの出来栄えなども目を引きますが、相手を引き込む力、伝える力、これは特にキム先生のジェスチャーが目に焼き付きついて離れません。

開催場所の異国の文化や匂いを感じる事、さらに学会と言う知的好奇心を刺激される状況が融合して、言葉の壁を乗り越えて、楽しめました。これは海外の学会の魅力の1つかもしれません。

歯内療法に関する知識の習得をこれからも世界に目を向けて継続して行い、日々の診療に生かし、患者様に提供する事を目標にしたいと思います。さらに、演者の先生方の様に相手を引き込むみ伝える力を是非、身に付け、歯内療法の大切さを色々な形で発信していきたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

執筆者:山縣徹哉(PESCJ10期)