蓋が外れれば再感染を起こし、化膿を悪化させる大きな要因となります。根の病気(根尖性歯周炎)は、歯の内部に細菌が感染することによって起こるので、早急に再び蓋(仮封材)を確実にしてもらうことで、次回の根管治療まで歯の内部を細菌感染から守ることが重要です。
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治療時間が60~90分と長いのはなぜですか?
1回の治療時間が長いのは、主に以下のような理由があります。 ①無菌的な治療環境を整えるための時間 ②感染源を見落とさないための時間 ③全ての根管を可及的に見つけるための時間 ④効果的に殺菌するために正確な
第36回日本歯内療法学会学術大会
2015年7月11日・12日の2日間、横浜にある鶴見大学にて、日本で一番大きな根管治療の大会である第36回日本歯内療法学会学術大会に参加してきました。 毎年開催されている歯内療法学会学術大会では、日本における様々な根管治
ラバーダム(ゴムのシート)を、なぜする必要があるのでしょうか?
根管治療(根の治療)に必要な「無菌的な環境」を整えるために非常に重要な役割を担っているからラバーダムは必要です。 初めてお聞きになった方もいらっしゃるかもしれません。ラバーダムはゴムのシートで治療する歯だけを見えるよう
2015年アメリカ歯内療法学会学術大会に参加してきました
2015年アメリカ歯内療法学会学術大会に参加してきました 2015年5月6日〜5月9日の日程でアメリカ合衆国のシアトルにて開催されたアメリカ歯内療法学会年次学術大会(AAE 2015 Annual Session in
『歯の根管が石灰化してあかない』とはどういうことなのでしょうか?
根管の石灰化は、加齢や、神経に対する長期の外来刺激に対する生体の防御反応で、歯の根管内に象牙質が添加される現象です。根管が石灰化で塞がると、根管の殺菌消毒ができず根の病気の治療は困難です。歯内療法専門医はどのように対処しているのかをご説明していきます。